【フィリピン株】ジョリビー・フード・コーポレーション【銘柄紹介】
今日はフィリピン株の一つ、ジョリビー・フード・コーポレーション（SM INVESTMENTS CORPORATION）を紹介します。これもSMインベストメントと同様、
保有している銘柄の一つです。以下は２０１６年のジョリビーのアニュアルレポートをもとに記事にしました。今後も同社の最新のアニュアルレポートが出ましたら、随時内容をアップデートしていく予定です。
SMホールディングスと違い、ジョリビーは消費者目線のためかレポートもインスタグラム・SNSのフィードを意識したページがあり、面白く読むことができました。国・産業が違えば、アニュアルレポートの見せ方も個性が出るのですね。
なお、フィリピン株に投資している理由は、過去記事にしていますので、そちらをご覧ください。 toushi-salary.hatenablog.com
事業
ジョリビーは、フィリピンで第一位の外食チェーンです。その傘下に６つのブランドを持ち、主たるブランドがJolibee（ジョリビー）です。アメリカの超有名ブランド、マクドナルドがフィリピンのファストフードで首位を獲得できないのは、フィリピン第一位のブランドであるジョリビーがあるためといわれています。フィリピンでの新規出店はもちろん、海外への出店も積極的です。２０１６年には合計３４２の新規出店を果たしました。そのうち２４４がフィリピンでの出店で、９８が海外での出店です。海外とはシンガポール、ベトナム、アメリカ、カナダ、中国です。今後、東南アジアがさらなる経済成長を果たした時、ジョリビーもそれと合わせて大きく成長することでしょう。
さて、ジョリビーの持つブランドとは以下のものです。この中で日本で有名なのはバーガーキングですね。僕も好きです。ジョリビーは、アメリカのバーガーキングからフランチャイズを獲得してフィリピンでバーガーキングを展開しています。
１）Jolibee
２）Chowking
３）Greenwich
４）Red Ribbon
５）Mang Inasal
６）Burger King
business.inquirer.net
実際美味いのか？
残念ながら日本には出店していなので、その味を知るためには現地に行くしかありません。しかし、今は便利な世の中でyoutubeでジョリビーの食事を知ることができます。
たとえば、これはシンガポールの人。
こんな人も。
さらに。
いずれも高カロリーそうなメニューで、かなりのボリュームですね。人気のメニューがChikenjoyとJollyspaghettiだそうです。皆さん食べてますね。個人的にはチキンジョイがおいしそうだなーと思います。
ジョリビーは２０１６年にアメリカに３店舗を新規出店し、「jolibee」とユーチューブで検索すれば、アメリカのユーチューバーによるジョリビーのトライ動画がいくつも出てきます。評価もまずまずといったところです。アメリカで評価を得られれば、ジョリビーの北アメリカでの出店が大いに進むと思います。
売上など（フィリピンペソ単位）
PL
２０１５年 ２０１６年
売上 １３０７億 １４９１億
営業利益 １００７億 １１３９億
純利益 ５０億 ６０億
BS
２０１５年 ２０１６年
総資産 ６４７億 ７２７億
負 債 ３３０億 ３８５億
純資産 ３１７億 ３４２憶
評価
フィリピンの経済成長は、若い人口層が労働層になるに伴い遅かれ早かれ到来します。彼らが労働を開始し、自由に処分できる所得を獲得した際、それはさまざまな消費に向けられるでしょう。外食産業にも向けられます。ジョリビーがフィリピンの第一位の外食チェーン・ファストフードブランドなので、フィリピンの来る消費者層を取り込んでくれることを期待しています。
また、フィリピンにとどまらず、東南アジア・北アメリカ・中国にも積極的に出店をしています。今後は東南アジアに資本が集まることが予想され、東南アジアは今後の成長地域となります。その東南アジアで、フィリピン首位のジョリビーが積極的に攻勢をかければ、その成長を取り込むことが可能です。
日本には出店するのでしょうか？
日本（特に東京）は土地が高く、国民も貧乏になっているので、出店しても大きな利益が見込めないことを理由に出店しないかもしれませんね。我々がジョリビーを食べたい場合、フィリピンに行って試してみるしかありません。
私自身、フィリピンに行ったことがありません。当然ジョリビーを食べたこともありません。フィリピンに行く際はジョリビーを試してみたいと思います。
皆さんの中にジョリビーを食べられた方がいらっしゃれば、ぜひコメントで感想をお願いします！
【フィリピン株】ジョリビー・フード・コーポレーション【銘柄紹介】
